白と影

徒然なるままにヲタ暮らし

NO WORDS, NO TIME~空に落ちた涙~ レポ①

需要がありそうなので約一年前にメモっていたものをまとめてみました。

何分ジャニヲタ(田口担)として観ているので注目している点がたいへん偏っておりますが、舞台の様子のおさらいやご想像のお役に立てれば幸いです。

長くなったので3つの記事に分割しております。ご容赦ください。

 

*文章中の名称と補足(とてもザックリ)
 
・男(鏡の世界:白男):東山紀之
・女(名称統一):花總まり
・青年(鏡の世界:黒青年):田口淳之介
 
黒田育世さん演じる女性
赤い女(管理職の女、鏡の中で赤鬼のふりをする上司など)
黒い女(鏡の世界での語り部や心象の表現で登場する女)
 
・コーラス(ダンサーたちのこと)
・金色の人(ダンサーの群れ、空間の歪むシーンでの表現で登場)
・赤鬼、黒鬼(追っ手のボス格)
・追っ手(ダンサーの群れ)
 
時々あやふやな表現が出てきますが文脈で察してください。

<>:場面を象徴する出来事をなんとなくカッコに入れてタイトル風にしてます。

★:個人的に気になった部分や見所に星印でコメントいれてます。


森ノ宮ピロティ公演のみ観劇なので、グローブ座公演と少し違う部分があるかもしれません。
 メモ漏れや記憶があやふやな部分もありますので、その点はご了承願います。

 尚、観劇は2/8(大阪初日)、2/10昼、2/11夜の3回でした。

 

 

--------レポ①

 

<男入場>
客席横から疲れ切ったように歩いてくる男。
床を這うような動きで部屋(舞台上)へ上がる。
椅子に座り、テーブルに崩れ落ちる。眠る。
 
朝が来る。
そっと窓を開けると外の喧騒が聞こえる。

そして、車のクラクションの音、ブレーキ音が響く。
男、目を伏せて窓を閉める。
 
出勤の準備をする男。
 
朝食を食べるパントマイムとダンス。
頭を抱えたり、だるそうな動きなどしている。
 
<NO WORDS,NO TIMEダンス>※
(※NO WORDS,NO TIMEのタイトル文字を手の動きで表すような振付がある)
 
スーツに着替えたり、横並びのダンスがある場面。
NO WORDS,NO TIMEの文字が背景に浮かび出る。
文字が浮かび出る予兆としてサラサラと砂が流れるような細い線が背景にチラチラ出てくる。

男とコーラス(ダンサーたち)がスーツに着替える。
舞台下からコーラスが男のジャケット投げて渡したり、靴を置いたりする。

男がジャケットを着終わった時点ですでに背景の文字は消えてた。
 
着替えを済ませ、男はコーヒーを飲む。容器をグシャリとつぶして下手袖に投げ捨てる。
枠(セット)のひとつを手に取り、場面は出勤ラッシュの電車へ転換する。
 
<電車1日目・朝>
いつものように満員電車に揺られ、出社する男。
停車駅で扉から押し出され、ため息をつく乗客。
停車・押し出される流れ2回繰り返される。

2回目で、女の幻をみる男。
男と女以外、時が止まったような雰囲気と音楽。
ホームを横切る白い女。
向かい側のホームで男の方を向く。
 
パーンと静止し、セットチェンジ。場面が会社へと変わる。

 
<会社>
 
デスクにつき、始業。
会議が踊ったりする。
(公開リハーサル映像で、机に立って両手で交互に指差しをするような振付の場面ここ)

間で上役が訪れ、管理職の赤い女が対応する。
上役は2回現れる。1回目は赤い女キビキビとアピールする。
2回目、上役が去った後、赤い女安堵のため息。
 
そろそろ終業時間。時計を気にする社員たち。
(椅子(白い箱型の小道具)の角を支えクルクル回す動きここ)

仕事を終える男。
管理職の赤い女、始終男のことを気にかけている様子だが、男それを避け、退社。
 
<電車1日目・帰り>
 
会社内を表していた枠のセット解体。
枠を一つ持って、男移動。場面転換し、電車に乗る場面。
 
<男の家・夜>
 
帰宅する男。
椅子で眠ってしまう。
 
女の幻が後ろからやってきて、男にそっと寄り添う。
テーブルに頬杖をついたり、テーブルの上を指をとことことしてみたり。膝枕をしたり。
 
椅子に座る女をそっとゆらす男。女、すり抜ける。
すわりなよ、と示す男。女、すり抜ける。
 
女の手のひらを差し出す。その上にそっと頭を乗せ、眠る男。
しかし女は幻なので、すりぬけてしまう。
男は椅子にもたれかかり眠ったまま、朝を迎えるのだった。
 
★この空間では、途中で青年が箱(椅子で使われているのと同じ直方体の白い小道具)を持って入場し、着席。
 そのまま静止している。
 結構な時間静止している。お人形のように。 

 
<男の家・朝>
 
★青年が起動する。
 
この場面の青年の振付は、男の会社での仕事の動き(デスクについてから~PC入力をしたり~)の部分を再現している。
ここで青年が先に再現するので男の仕事場面は省略される感じ。
男は朝の準備の振付。
 
<電車2日目・朝>
男、枠を持って電車へと場面転換。
青年やってくる。おーい!ここだよ!俺だよ俺!
 
青年が手を振るも男はまったく気づかない。
電車が停車し、押し出される。ここも2回。
 
3回目、青年は出ていく男と行き違いになってしまい、男は下車してしまった。
青年がっくり。
 
<男の家:プレゼント>
 
帰宅する男。
プレゼントを持って帰宅。
大きな包みと小さな包みを棚の上へ。(ここに遺影があるという設定?という説アリ)
 
椅子は2つある。
椅子をテーブルの位置にもどす男。
 
子供用の椅子が舞台に現れる。
テーブルに子供用椅子を寄せる男。
テーブルに移動させた包みを開く。
包みに入っていたのは消防車のおもちゃと女性向けのポーチのようなもの。
 
泣く男。
 
消防車のおもちゃの包み紙をグシャリとつぶし、ハケる。
 
男、パソコンを持って現れる。何か書いているようだ(遺書?)
ダンサーの持つ布に映る子供の影が駆け抜ける。
 
交通事故にあった時の女の姿がフラッシュバックする。全4回。
→コーラスや黒い女のスローモーションでの再生が行われる。

3回目まではリフト(ダンサーが女持ち上げる)ありでフラッシュバック。
落ちて鈴の音を響かせる青いおくるみ。飛ぶ女。
女、おくるみを抱いて消える。を繰り返す。3回。
 
4度目はリフトなし。車にはねられて飛ぶ女とおくるみ。
 
おくるみを抱いた女がソファー(長い椅子)に腰かけてこどもをあやすような動きをする。
青年、ダンサーと同じやさしい動きの振付(自分を指さすような振付あり)
思い出の世界的な照明色。
 
青年は奥にハケる、女は座っていたソファーごと奥にハケる。
 
男は薬袋を取り出し、中央に立ち、薬をあおる。
フラフラとした後、鏡の前で倒れ、眠る。
 
<鏡の世界へ>
 
鏡の前で眠っていたらしい男。
鏡に映るのは青年の姿。
 
?!
青年は男と全く同じ動きをする。
 
★口の端ひっぱった後、ズボンで手を拭く、口をもぐもぐしたりする所ココ。
 
鏡の振付。
男と青年が同じ鏡をくぐり、位置が入れ替わる
(1回入れ替わった後はそのまま男はずっと鏡の中、という位置にいる)
(このあたり記憶がすごく曖昧)
 
消防車のおもちゃが走る。
男、それを捕まえられない。
あれ?おかしいな…?
 
青年の方へ走っていく消防車。
青年、あ!と気づく。だが一度目は捕まえるのに失敗する。
二度目、よーし捕まえるぞ、えいっ!という動き。かわいい。
捕まえた!消防車をもってにっこり笑う青年。
 
タタタタタタと駆けるような音楽が始まる。
世界がゆがんでいく。
青年と男の駆け抜けるようなダンス。
最後は男のソロダンスとなる。
 
★結構難しい動きしてる。
 ブレイクダンスっぽいダンスここ…?(曖昧)
 
異空間的な表現。
金色の人(コーラス)によるダンス。ちょっと組体操のピラミッドチックな感じ。
 
うしろから入ってきた男、コーラスに囲まれる。
なんだ?これは?!
コーラス、男の動きの軌跡を表現。
その後直立で固まったような動き
 
おい!なにがどうなってる?!
 
その後、バタンっと倒れるコーラス。
揺さぶり起こそうとする男。
 
赤鬼と黒鬼(番人たち)が現れる。
 
お前、そこで何をしている?
 
男、逃走する。逃走場面で背景に映る映像が、男→白男へ変わっている。
 
番人たち:くそ、逃げられたか…おまえらあいつを探し出せ!
部下=追っ手たちを召喚するような動き。
 
さぁ!さがせ!
 
赤鬼、杖でビリビリと音を立てながら空間に線を引く動き。
コーラスによるダンス。
同時に場面転換のためのセット移動。青年と女入場。

 

→レポ②へ続く。